奥武蔵ウルトラマラソン

まずはお決まりの集合写真。WinFSCの方にも飛び入りしていただきました。

今回で4回目になる奥武蔵は、すずし〜い絶好のコンディション。途中から霧雨となりむしろ気持ち良かった。最後は大雨でずぶ濡れになりましたがそれもまた心地よし。
しかし前半は苦しかった。序盤の平地はかなり積極的に飛ばしました。6分/kmを切る(自分としては)ハイペースでしたが、そのレベルになってくると周りのランナーも速い。山に入って上り始めた途端、足が止まってずっと歩き。自分ではずっと走り続けるつもりだっただけにいきなりの失速にガッカリしました。確かにここ3ヶ月ほとんど走っていない。野辺山ウルトラ以降、箱根駅伝学芸大8時間走、と一月に一回、(自分としては)距離だけは踏んでいのたですが、逆にいえばそれだけ。あとは海外で2回走っただけ。結局、上りはまったく走れず周りの人にどんどん置いていかれる始末。やはり速いタイムのランナーになると上りも歩かないし、ペースが一定。昨年の雁坂峠マラニックの正丸峠付近でお会いしたI江さんに後ろから「頑張って走ろう!」と励まされ、しばらくの間は抜いたり抜かれたりを繰り返していました。あの励ましが無ければもっと歩いていたに違いありません...
前半の手元タイムは以下。
10km:56分くらい
20km:1時間53分
30km:3時間くらい(上りに入っていっきに遅れた...)
40km:4時間10分

折り返し手前2kmほどでゼオン鉄人会のA田さんとすれ違う。タイム差は20分、さすがに追いつけない。それでも折り返しエイドで長居せず、原始人さんに水をかけてもらってすぐさま追撃開始した。ここからは前半よりも快調に走る。途中、雨が強くなってびしょ濡れになったがむしろ気持ちよく、手を広げて天を仰ぎながら走った。癒されました。野辺山と違って真夏のレースなのがよかった。しかしテンション上げて走ったつもりなのに、結局下りでも先行ランナーとの差を詰められず、序盤一緒に走ったランナーにはゴールまでまったく追いつけませんでした。特に女性ランナーは上りも下りも歩かずペースが一定で本当に強い! いい勉強になりました。
復路途中、往路では何もなかったコースに大木が倒れていたのにはびっくりしました。大事故につながらなくてよかったと思います。それと走っている最中に大きなクワガタが飛んでいるのに出くわしました。1分ほど見とれてしまいました。あれはミヤマクワガタだったでしょうか、まだ自然が残っていることに感動。最後はサブ8時間が見えてきたので、鎌北湖までの下りはMAXスピードで走りました(おかげで1週間経っても筋肉痛ですが)。
ゴールタイムは7時間53分。
ちなみに昨年よりも1時間20分も速かった。77kmで8時間切りが出来るとは思わなかったので嬉しかった。涼しかったからこそ達成できたタイムで、炎暑だったらこうはいかなかったと思います。ゴール後に舘山さんに「8時間を切れました」と挨拶したら「それはおめでとう」と握手して下さいました。
後半の手元タイムは以下。
50km:5時間15分
60km:6時間18分
70km:7時間16分
ラスト7km:37分

往路で巨人軍団のN野さん、復路でK美さん、走るアナウンサー若林さん(故障中なのか、きつそうでした)、他にも結構見知った方にお会いしました。我々ゼオン鉄人会でトップゴールだったO橋さんが、実は第1位のランナーの方と知り合いだったことも知りました。ちなみに見た目は「走るサムライ」のようでカッコいいのですが、普段はとてもきさくな方だそうです。
雨の奥武蔵、いつもとまた違う奥武蔵の楽しみを体験出来ました。このレースは本当に誰でも楽しめるとてもいい大会だと思います。なんとか10回完走してグリーンゼッケンをゲットしたいと思います。雨でも気持ちよかったのはランナーだけで、エイドなどのスタッフの方は本当に大変だったと思います。ご苦労様でした、ありがとうございました!

ちなみに帰宅してから気付いたのですが、昨年の阿蘇ウルトラに続いて今回の奥武蔵も「シューズの中敷」ナシで走っていました。5月の野辺山後にシューズを洗うときに外してそのままになっていました。全然走ってなかったので気付きませんでした。我ながらあのコースでよく走れたなぁ...


イカを食べているところ。食べづらいけど美味しかった。メロンとキウイ、食べ損ねた...すごく美味しかったらしい。

帰りのバスから撮ったゴール付近の雨模様。ランナーよりもスタッフの方々のほうが雨は大変そう。