神奈川マラソン(ハーフ)

神奈川ハーフマラソン走ってきました。
1月はトータルで80kmほど走りました。自分としては結構走ったほうで、月末の「若潮ラソン」に出場出来ていれば9月「雁坂140km」以来、久々に月間100kmを超えるチャンスでした。平日は仕事や飲み会で走れない(走らない)ので毎週末に20kmほど走ることをやっていましがた、それでも少しずつ足が出来てきたような気がしており、この神奈川マラソンでは自己ベストの1時間35分切りを目指していました。
1回目の通知ハガキには「ハーフのスタート:10時半」とありましたが、あとでもう1枚「11時半の間違いでした」と訂正ハガキが送られてきました。
当日自宅を出たのは午前10時前、会場に着いたのは10時半前ですごい人だったけど受付までは簡単。Mさんと合流して、会場のずーっと奥で着替えたまではよかったのですが、トイレと荷物預けで目茶苦茶ならび、結局荷物預けは断念。数年前まで常連だったMさん曰く「昔はこじんまりした大会だったけどなあ...」。荷物を諦めスタート地点に向かったら11時半になってしまい、無情にもスタートの号砲が。それでも僕らはまだ走り出せないランナーの大渋滞の中、進行方向とは逆に歩道を歩いていました。スタートしたのはトップが出てから7分後のこと。おまけにストップウォッチの設定に手間取り、スタート超えてもまだ歩いている始末。ま、まずい...
スタート前に時間がなく、ストレッチもアップも出来ず(いつもほとんどやりませんが)、一番困ったのは水分を摂れなかったこと。ノドが渇いたままスタートしてしまい、晴天で暑かったためかなり不安でしたが、走り始めてすぐの給水所で水を飲むことが出来て少し落ち着きました。しかし道路は大渋滞。前を抜こうにも抜けずコースである車道の端をギリギリすり抜けるように走りましたが、途中何度も肘が当たってしまい、前を見れば勢いあまってショルダータックルかましているランナーもいて、もはや格闘技でした。
とにかく前が詰まっているので自分のペースで走れず、文字通り右往左往。浄水場のようなところを1周してスタート地点に戻っていくのですが、この場内のコースがまた狭い。怖いけどドブ板のような鉄板の上をバンバンと音を出して走りました。途中からはもうずっとすれ違いが続くコース設定になっており、対向車線から来るランナーがマジ怖い。先頭集団の速い大学生(駒大、関東学院、山梨学院、中央、東大など)はまだしもむしろ集団でフラフラとはみ出してくるランナーが本当に怖い。正面衝突だけは避けねば、と必死でした。浄水場からスタート地点まで戻ってそのまま通り過ぎ、隣りのIHIの敷地内で折り返し。これが一応ハーフの中間点か?タイムは48分30秒くらい。目標の1時間35分切りは厳しい、ダメだ、こりゃ。
中間点を過ぎてからやっと少し自由に走れるようになってきた。日なたは暑く、日陰は涼しい。日陰を選んで少しスピードを上げた。自分と同じスピードで走っている人を見つけて引き離されないようについていく。抜かせるようなら思い切って抜いてしまう。自分が遅れたらまた抜かれるだけだ。
自分の前をガチャピンの着ぐるみのランナーが走っている。これで今日3匹目くらいだ。「なぜムックはいないのだろう。やっぱり毛むくじゃらだから暑いのだろうか?」と思いながら追い抜く。2回目の浄水場はさっきよりすいており、ずっとスムーズに走り抜けられた。こんな短かったんだ。と、このあたりから疲れてきた。なんとなくスピードが落ちてきたのがわかる。最後の給水所は寄らない。19km地点(だったと思うが)に到達。久々に時計を見たら1時間26分30秒くらい。このままいけば30分台で入れそうだ。ラストスパートに入る。ギアをかえて一気に前を行くランナーを抜いていく。20km地点まで4分30秒、ここからゴールまでもなんと4分30秒で走れた。
結果、手元の時計ではいちおう自己ベストの1時間35分30秒くらいでゴール!
自己ベストのわりには不本意な気がするレースだった。自宅に近くて本当に便利な場所ですが、この大渋滞が改善されない限り来年の出走はないかな...それ以外は受付もスムーズでとても良かったのですが。あと、日清オイリオが会場だったので完走賞として料理油がもらえたのは嬉しかったです。その後ろでスポーツドリンクを配っていたのですが、おじさんが「間違って油飲まないように!」と親切に注意してくれました。
走友会主催だけに「来る者拒まず」というスタイルでしょうから出走人数を制限してもらうのは難しいのでしょう。妙に疲れました。ウルトラマラソンのあの適度な閑散さが恋しくなりました。